ミャンマー浪人生 inバンコク
心なしか多少痩せた気がします。のもです。
体感ですけどね。
でも最近生まれて初めて他人に「痩せた?」って聞かれました。うれしい。
と言ってもやつれるような痩せ方じゃなく、デブから標準体型になったくらいなのでご心配なく。
とりあえず、朝のジム通い引き続き頑張ります。
そんなこんなで、こっちに来て2ヶ月あまりが経ちまして。
先日、ビザの延長&気分転換のため、タイ・バンコクに行ってきました。
バンコクまではヤンゴンから飛行機で1時間半。近いなー。
だいたい東京から北海道に行くのと同じ距離らしいです。
なので行こうと思えば日帰りで行けなくもないんですが、(実際ヤンゴン在住の日本人は日帰りで割とよく行くらしい)今回は私が初めて行くということもあり、父と一緒に一泊二日でゆっくりして来ました。
そんな訳で今回は、
ミャンマー浪人生が人生初のバンコクに行き、観光とかは特にせず、本当にひたすらのんびり滞在しただけのレポ記事
をお送りします。
8:30 ヤンゴン→バンコクへ
今回はLCCのエアアジアで行きました。1人往復$70弱。なんと新幹線より安い!
ちょっと不安になるくらいの安さですが、行きも帰りも何事もなく飛びました。
ちなみにバンコクには2つ空港があり、私が利用したのは古い方らしいんですが、十分綺麗でしたし結構混雑してました。(ヤンゴン国際空港はマジで人が少ないので手続きがめっちゃ楽)
あとミャンマーの地元資本の謎コンビニに慣れた身としては、普通にセブンイレブンがあることに早くも衝撃を受けます。
小腹も空いていたので、試しにおにぎりとスイーツを買ってみたのですが、完全に日本と変わらない味がしました。その上安い。タイすごい。
11:00 空港→プロンポンへ
コンビニで既に軽くビックリしたんですが、電車移動も久々すぎて内心ドキドキです。
ミャンマーにも電車はあるにはあるものの、自転車くらいの速度なので...。まず移動手段としては使わないのです。環状線のみだし。
それに対しバンコクで私が乗ったのは高架鉄道で、地下鉄も存在するらしいです。
こんなのは日本だと当たり前のことですが、まず最初に、うわ、路線図がある!と思った時点で、私も大分ミャンマーに毒されてきた気がしますね。
キレーな電車に揺られること30分弱、ホテルのあるプロンポンへ向かう間、ずっと窓から外を眺めてました。
そこでまず思ったのが、街が広いな、ということです。
ビルの多さとかはウチの地元くらい(地方県の県庁所在地です)なんですが、走ってる間ずーっとどこにでも大型商業施設があるんですね。
ファッションショップと本屋があって映画館が入っててフードコートも付いてる、地方県にはよくあるタイプのアレです。
アレが電車から2分に1度は目にするくらい沢山ある、って結構スゴくないですか?
それなのに隣に並ぶアパートとかはヤンゴンと同様に汚くてボロボロで、何か変な気分になりました。
12:00 昼食
ホテルの近くのお店でお昼食べました。
名前は分かりませんが、豚の麺。ミャンマーでこんなん食べたな、と思いました。
お店自体もミャンマーでよく見る感じの食堂だったんですが、地元の人で超満員だったので思わず入って、かなり期待して待ってたら案外ふつーでした。いや美味しかったんですけども、ちょっと、期待し過ぎました...。
しかも食べ終わって店出たら行列が出来てて、整理券まで配ってました。うーん、謎だ。
13:00 買い物
チェックインまで時間があったので、近くをうろつきつつスーパーに買い物へ。
スーパー、なんとマックスバリュがありました...。ヤンゴン在住民感激です。
ここぞとばかりに父も私も大好きな納豆やらトップバリュ商品やらを買いこみます。
空港のセブンイレブンでも思いましたが、商品のほとんどが輸入じゃなくタイの工場で作ってるやつなので安いんですよ。
ミャンマーのスーパーで売ってる日本食品は全て輸入なので、タイの安さと品揃えの豊富さには目から鱗でした。
また、どうやらそのマックスバリュがあったビルは丸ごと日本人向けの建物らしく、上階にはラーメン屋や日本酒専門店があったりと、中々興味深かったです。
14:30 チェックイン
朝食バイキング付きツインで$120?かな?
一体どういう仕組みなのか日本の民放TV番組が見れました。
ロビーに日本語版パンフレットも置いてあったので、日本人ほんとに多いんでしょうね。
久しぶりに速いWiFiが使えて快適でした。
15:30 スーパー銭湯
バンコク、温泉&スパが何軒もあるんですって。
今回私が行ったのはこれ。
http://yunomorionsen.com/bangkok
湯の森温泉&スパ。
ホテルから歩いて20分くらいの所でした。
シンガポールにも出店している、日本人経営の温泉施設らしいです。
温泉と言ってもただの水でしょ?と思っていたら、なんとタイ国内からわざわざ温泉引いてるらしいです。本当か分からないけど凄いな~。
お風呂もちゃんと熱いし、何より綺麗でした!
ジェットバスにサウナに露天風呂にと、お風呂の種類も日本のスーパー銭湯並み。
てっきりお客さんは日本人ばかりかと思っていたら、意外とそんなこともなく、日本人は3割くらいで後はタイ人と欧米あたりの人たちでした。
そんな感じなので、お風呂はうっすいパンツと胸当て?して入ります。
でもそんな事は気にならないくらい気持ちよかった~。
もともと長風呂派なので、約2ヶ月ぶりのお風呂、めっちゃ沁みました。
18:00 夕食
タイ料理レストランに行きました!
↑タイ人のソウルフード、ソムタム。(パパイヤ入りサラダ)
これ割と好きでした。
ナンプラーの発酵臭とライムの酸味で、サラダというより漬け物に近い印象。
ザ・エスニックって感じです。
あとは、豚の焼いたのと、春巻きみたいなやつと、そしてカレー。
辛いものは苦手な方ではないと自負していたんですが、このカレー、めっちゃ辛かった...。
グリーンカレーとレッドカレーどっちも種類の違う辛さで、美味しいんだけど、喉と舌が痛くなります。
お水をたっぷり飲みつつ頂きました。
20:00 タイ式マッサージ
タイといえば!という事で受けてきました。
全身タイ古式マッサージ2時間。500TB。
http://test.gb-lab.com/watpo/po.html
これもホテルの近くだったんですが、どうやら有名店らしく、マッサージのお姉さんも受付の人も簡単な日本語が通じました。
施術中も「強いですか?だいじょぶ?」と日本語で確認してくれます。
私はヤンゴンで一度だけタイ式マッサージ受けたことあったんですが、その時は1時間だけのコースだったこともあり、今回フルで全身やってみて、やっぱ本場は凄いなーと思いました。
マッサージ中、手足の関節が何度もパキパキ言います。
でも痛みはそこまで強くなく、ちょっと眠ってしまいそうなくらい気持ちよかったです。
私はマッサージの経験があまり無いので技術の巧拙はよく分かりませんが、一緒に受けた父は今までやったマッサージの中で一番良かった...とものすごく感動しておりまして、終了後に担当のお姉さんに「明日の朝もいる?」と聞いていたくらいでした。
(ちなみに翌日朝、実際に開店直後に行ってみたら既に満席で断念しました)
その後はホテルに戻って、マッサージ効果もあるのかぐっすり快眠。
1日目終了です。
翌7:00 朝食
ホテルの朝食バイキングって基本微妙じゃないですか?(笑)
でも、ここ美味しかった~!
おかずはだいたいタイ料理なんですが、パンも種類豊富で野菜も美味しかったし、あと日本食もありました!
焼き鮭とか温泉卵とか久しぶりで、テンション上がってついつい食べすぎました。
あまり大きくないホテルなんですが、朝イチから品数多くてビックリです。
朝から大満足でした。
8:30 おさんぽ
少し時間があったので、ホテルの近くを散歩しました。
しかし本当にコンビニ沢山あるな、5分歩けばファミマとローソンとセブン制覇できるじゃん、地元より多くない?とか考えつつ歩いていると、駅の目の前、ショッピングモールのお隣に、いきなり大きい綺麗な公園が。
ふらっと入ってみると、ランニングしてる人がいたり、ヨガのレッスンが開かれていたり。
かと思えば朝からシート引いてお茶会してるおばさんたちがいたり。
ベンチがあって遊具があってテニスコートとバスケコート、バレーコートもあって。
広々としていて程よく静かで、とても心地良い空間でした。
ぐるっと回っていると、遊具のそばで日本人の子どもの集団に遭遇。お母さんたちもちらほら居て、現地在住の子ども会的なものだったのかな?
小学生くらいの子が15~20人くらい集まって遊んでました。
一応プロンポンの辺りはタイで一番日本人の多いエリアらしいんですが、それにしても街で日本人を本当によく見かけます。
確かに、電車があって買い物にも困らなくて、物価が安く、その上こんな公園があるのなら、そりゃー住みやすいよなあと思いました。
なんでも、お父さんの海外赴任に付いてきて、いざ帰国の段になってもお母さんと子どもがバンコクを気に入ってしまって帰りたがらず、お父さんだけ日本に戻り逆単身赴任、なんてことも少なくないそう。
気候条件は厳しいし、他にも色々と問題はあるんでしょうが、そうさせるだけの魅力はあるし、そしてそれはヤンゴンには明らかに無いものだな、と改めて実感しました。
9:30 買い物
今度は大きなショッピングモールへ。
このショッピングモール、マジで、でかかった...。
6階ぐらいまである建物が3棟もあり、渡り廊下渡ったり上ったり下がったりてんやわんやでした。
中のお店は高級海外ブランドからファストファッションまで色んな服屋、電気屋に雑貨屋、ドラッグストアと何でもあったんですが、私がダントツ一番嬉しかったのが、紀伊國屋書店が入っていたこと!
もちろん全部日本の本で、普通に新刊も置いてあります。
紙の本が大好きで、日本にいるときは例え用がなくとも月に2回は必ず本屋に通っていた人間なので、も~テンションぶち上がりました。
帰国時に荷物増やしたくないので何も買いませんでしたが、何かもう本屋という空間に居れたことだけで超ハッピーでした。
その後、おやつ食べたりもしつつ色んなお店でたっぷりと買い物をして、用事を済ませ、父も私も晴れやかな気持ちでお店を後にすることが出来ました。
12:30 空港へ
行きと同じく電車で空港に戻ります。
その際、たまたま日本人の2人組と乗り合わせたのですが、所々漏れ聞こえてくる会話から「今あやさん探してて~」「ウチのあやさんは~」と聞こえて、"あや"さんがそんなに沢山いるのか!?と不思議に思っていました。
帰宅後にググってみると、タイ在住の日本人はメイドさんのことを"アヤさん"と呼ぶそうです。(タイ人や西洋人は言わない)
しかしその語源は、別にタイ語でも、勿論日本語でもなく。
今のところ、インド語由来説、ポルトガル語由来説、そして日本人作家のエッセイ由来説があるらしいのですが、誰にも真相は分からず、謎のままだそうです。
タイ、奥が深いです...。
そうこうしているうちに空港に着き、ちょっとご飯でも食べようかと思っていたらまさかの激混みで時間がなくなり、お昼を食べそこねるというハプニングがありつつも、無事ミャンマーに帰ってきたのでした。
そんな感じで一泊二日でした!
旅行らしいことはあんまりしてないですが、休日としてはリフレッシュ出来て楽しかったです。
ミャンマーとも、修学旅行で行ったシンガポールとも違った、また新しい風景も見ることができ、考えさせられることも多かったですしね。
父いわく、バンコクに行くのもヤンゴン生活の一環であると言っても過言ではない、というくらい、休日にバンコクに行くのはミャンマー在住日本人の定番らしいので、そういった意味でも経験出来て良かったと思います。
これからしばらくは、買ってきた納豆やらを楽しみつつ、(バンコクよりはいくらか不便な)ヤンゴンで頑張って生きていきたいと思います。
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ミャンマーで英語を学ぶこと
英語とは、教科ではなく言語である。コミュニケーションツールである。
そんな当たり前の事を、私はこっちに来るまで忘れていた。
私にとっての英語は、文法であり、単語であり、あるいはリスニングであって、それらは常にこちらに一方的に向けられるものだった。
教科書や参考書の中にずらずら並んだアルファベットを、こぼれないようにひたすら頭に詰め込む作業だった。
あなたは英語が話せますか、と聞くと、日本人の7割は英語が「話せない」と回答するという。
私もそうだった。そうだった、というと語弊があるかな。今も勿論そうだ。
私は英語が話せない。
でも、話せないけど、英語でコミュニケーションをとることは出来るんじゃないかな、とも思う。
それは単純に、英語でコミュニケーションをとった経験が、少ないながらも「ある」からだ。
ミャンマーでは英語が通じないことが多々ある。
英語という教科は小学一年生から存在するらしいのだが、中高どころか小学校にもマトモに通わない人も少なくない。
それでなくとも私が話すのはゴリゴリのカタカナ英語である。大体いつも伝わらないだろうな、という前提でジェスチャーを繰り返す。
だから学校で・あるいは街中で、ミャンマー人と英語で会話する機会があると、毎回新鮮に「あ、通じた!」と思う。
不思議と、ネイティブの先生たちと話す時はそこまで緊張しない。彼らは大体分かってくれるから。
まー母国語なので、多少文章が破綻してても単語単語拾って理解できるんだろうな。
中学にも高校にもALTの先生はいたが、当然みんなネイティブスピーカーの人で、英語が第一言語でない人間同士で英語を話すという経験は初めてだった。OC(英会話)の授業とか誰も真面目にやってなかったし。
わざわざ上手くない英語で会話するのが気恥ずかしくて、近くの人と話しなさい、とか言われた時も、定型文の会話を終えてからはずっとコソコソと日本語でお喋りしてた。
でも今、その上手くない英語でしか意思疎通の叶わない状況になって、ようやく、とにかく英語を口に出すことに抵抗が無くなってきた。
あ、伝わった、と思うこともあるけど、会話がチグハグになることもよくある。もしかしたらお互い言ってることの半分も理解出来てないかもしれない。
でも、とにかく思いついた言葉を並べたてる。
通じたらいいなあ、と、そのぐらいの気持ちで。
だいたい結局通じなくてあやふやに終わるんだけど、それでも、偶には伝わることもあるし。
そんなもんだから、私は英語が話せるとはとても言えない。
日本に帰る頃にも、きっとそんなに劇的に話せるようになってはいないだろう。
でも少なくとも、英語を口に出すことくらいは出来るようになってるはずだ。
英語が話せない、という人の大半は、英会話どうこうよりもまず口に出すことが出来ないんだと思う。
そのステップを乗り越えられそうだというだけでも、英語を勉強しにこのミャンマーという国に来た意味にはなるんではないかと、今はそう思っている。
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ミャンマーってどんな国?
最近サンダル焼けがやばいです。のもです。
ずっと日傘差してるので上半身は大丈夫なんですが、足は防ぎようがないので…。
でもこんなになる位の間ミャンマーにいたんだなあ…と少し感慨深くもあります。
これからもっと濃くなってくんですかねえ。
恥ずかしいですけど、勲章のようで嬉しいです。
そんな感じで、日にも焼けつつ一ヶ月半ほどヤンゴンで暮らしてきた私ですが、まだまだミャンマーは不思議なことばかりです。
ミャンマーってどういう国なんだろう。
随分ざっくりした疑問ですが、日本の友人によく聞かれるのは勿論、私自身も未だに時折思います。
- 生鮮食品は当然として何故か化粧品とかおもちゃまで売ってるスーパーもあるのに、道端には野菜やフルーツの屋台が所狭しと立ち並んでる。
- 日本にあるのと全く変わらないショッピングモールの前で、若いお坊さんの集団がワイワイ自撮りしてたりする。
- エンジニアだという英語学校のクラスメイトが、旧正月明けに頭を丸めていて、聞けば3日ほど出家してきたのだと平然と言う。
- イギリス統治時代の欧風建築と、近代的なビル、ボロッボロのアパートが同じ通りに並んでる。
- イギリスの紅茶文化の名残りのミルクティ、中国の油条(揚げパン)、インド料理のサモサ(カレー味の揚げ餃子みたいなやつ)を一緒に食べたりする。
- 高層ビルの屋上からは、綺麗な夜景と一緒にライトアップされたパゴダが見える。
- 食堂に住んでる少年も、線路に住む一家も、プール・ジム・警備員付きのマンションに住んでるおじさんもいて、でもそんな大金持ちも稼いだお金は殆どお寺に寄付しちゃったりする。
挙げていけばキリがありませんが、こういった、ある意味私たちにとっては奇妙にも思える光景が、ここでは日常なのです。
これらは全部、単純に格差社会という一言で切り捨てられるようなものじゃなくて、本当に「混在」という言葉が一番しっくりきます。
宗教とテクノロジー、貧富、異文化、近代化と伝統。
それら全部が、対立するのでも、融合するのでもなく、ただ共存しているのです。
…とか言うと何か偉そうなので、シンプルに写真で見て貰った方が早いかもしれません。
上の写真は全てヤンゴン市内で撮ったものです。
これだけでも、私の言っていることが少しは伝わるでしょうか。
発展途上国というと、つい我々は何もない昔のままの暮らしをしている国だと誤解しがちですが、実際来てみると、ここは発展「途上」国であって、決して「未」発展ではないのだと感じます。
そして最後に一つ。
前回は書き忘れましたが、実は先日の水かけ祭りは父の仕事のご縁でミャンマーのパラ水泳代表チームの皆さんと一緒に回っていました。
これはその時の一枚です。
ちょっと欠けてる部分もあるけど、そんな事は別に気にしてなくて、ただただ陽気に笑ってる。
なんか、このミャンマーという国を象徴するような写真だなあと思います。
今回ミャンマーってどんな国か、なんて長々と書いてきましたが、結局この一枚に全部詰まってるのではないでしょうか。
こーいう国です。
こういう国で、私はいま暮らしているのです。
上手く言葉で説明できないのが歯がゆいのですが、ミャンマーってどんな国?と思っている皆さんに、これで少しでも現在のミャンマーが伝わっていたら幸いです。
そんなミャンマーで、日々この"欠けてる部分"に翻弄されつつも(突然1時間くらい水が出なくなったり)(でも放っといたら治る)、ミャンマー浪人生活、今日もがんばっております。
折り返し地点も見え始めてきましたが、引き続き楽しみながらやっていきたいですね。
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水かけ祭り inヤンゴン
ミャンマー唯一の大型連休を満喫しております。のもです。
ただいま、ミャンマーは旧正月。金~火の5連休でございます。
年末年始ということで殆どのお店はお休みで、ローカルの屋台もやってたりやってなかったり…。
学校も勿論お休みです。
じゃあ何もする事がないのかというと、そんな事もなく!ミャンマーでは、この期間中、街中でとあるお祭りが開かれているのです。
それが、この水かけ祭り。
ミャンマーではティンジャン、もしくはダジャン(Thingyan)と呼びます。
元々は、年明け前に一年の穢れを水をかけ合って落としましょう、という意味の仏教儀式だったようですが、現在は↑の写真の通り、儀式というよりは楽しい(?)お祭りになっています。
ただ、余りに楽しくなり過ぎちゃった結果、5日間ずっと街中がW杯の時の渋谷みたいなことになっているので、逆に国民全員が参加する感じではなくなったらしく…。
街は大騒ぎする若者で溢れ、のんびり過ごしたい人は田舎の実家に里帰り、あるいはお寺でひたすら瞑想…といったように、地元住民の過ごし方は二極化しているようです。
実際私もミャンマー人のクラスメイトや友人に聞いたところ、お祭りに参加すると言う人はむしろ少数派でした。
しかし、ミャンマー浪人生には時間もエネルギーも好奇心も有り余っております。
という訳で、もちろん参加して来ました!水かけ祭り!
↑軽トラを仲間内で借りて荷台に乗り街中を回るのがミャンマー流
↑傘による抵抗むなしく車を下りて10秒でズブ濡れになるミャンマー浪人生
…こんな感じ。
歌って踊って水かけてかけられて、もー大変です。
ミャンマー人普段はあまりお酒飲まないらしいんですが、この日ばかりは例外らしく。
昼間、というか朝っぱらからビール片手に大騒ぎでした。
しかもこれ、特にイベントスペースとかではないのです。普通の道路。
つまり、こんな無法地帯が街の至る所で発生しているんですよね。
どこへ行くにもこういうテンションの人々の横を通る訳ですから、ただ出かけようと思ってもまあ無事には行けません。
普通の道路を普通に歩いていると、気付いたらビッシャビシャになるんですよ。
パーリーピーポーは言わずもがな、子供は笑顔で桶に入った水を振りかぶって投げつけてきますし、優しそうなおばちゃんすらも無言で背中に氷水を流し入れてくれます。
なんというか、もう、無茶苦茶です。
でも、無茶苦茶な中にもしっかりとルールはあります。
例えば、イベントごとは午前9時から午後5時までと決まっていて、夜もうるさくて眠れない、なんてことはありません。
あと警備員とか警察が沢山見回っているので、少なくとも私の見ている範囲内では大きな揉め事も起きていないようでした。
とは言え渋滞と飲酒による交通事故は多発してるんですが…(苦笑)
とりあえず、ひたすらテンションがぶち上がっているだけで、そこまで危険な感じでは無かったと思います。
感想としては、総合的に、まー楽しかったですよ。
爆音の中で水ぶっかけあってると、よく分かんないまま何故かテンション上がるんですね。
特に私なんか言葉まったく分かんないのに、空気感だけで色々おかしくなってしまった。(荷台載せて貰ったり、勧められるままコオロギ食べたりした)
でも、たのしーけど、アレが毎年なのは確かに辛いものがあるなあ、とも思いました。
田舎に避難する気持ちも分かります。
あとは単純に、濡れてもすぐ乾くし、涼しくて気持ちいーです。
今ヤンゴン連日40℃近くあって死ぬほど暑いんですけど、気化熱って偉大だ。すごい涼しかったです。
そして何より、とにかく人がいっぱいいるなあ、と改めて感じました。
人、というか、若い人がほんとに多い。
ヤンゴンは都会だからっていうのもあるのかもしれませんが、それにしたって若者の率が非常に高いです。
発展途上国ですから当然と言えば当然なんですが、超少子高齢化社会の日本人からすると、なんとなく若い人がワイワイ集まって何かやってるだけで、なんだか凄く未来を感じてしまいます。
まだ色々と課題は山積みのミャンマーですが、これだけ若いエネルギーが溢れるほどあるんだから、きっと何とか出来るし何とかするんだなあ、と…。
今回、そんなことをしみじみと思いました。
そんなこんなの Thingyan Festival でした!
とにかくめちゃくちゃ騒いで良いリフレッシュになったので、休み明けからの学校も頑張れそうです。
こーいうイベントごとにも積極的に参加しつつ、上手いことバランス取りながらミャンマー浪人引き続きやっていきたいなーと思います。
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ミャンマー浪人生、学校に行く。
先日はじめて日本人会の運営する図書館に行き、本を無事確保することが出来て今とても幸せです。のもです。
図書館と言っても小中学校の図書室くらいの規模なんですが、経済論系の新書が沢山あったり、司馬遼太郎と柴田錬三郎が全部揃ってたり、かと思えば中村うさぎもあったりと中々興味深いラインナップでした。
家から車で20分なので、まあ近くはないんですけど、無料で5冊まで借りてけるし活字中毒には大変ありがたいです。
近いうちにまた絶対行きます。
さて、ヤンゴンに来て早ひと月。一人で買い物も外食もできるし、なんとなく街の地理も覚えてきました。
ミャンマー語は相変わらず訳分かりませんが、とりあえず数字だけ覚えてなんとかやっています。英語が通じないこともままあるんですが、割と何とかなるもんですね。
そうこうしてるうちに、4月です。日本も新学期を迎えたようで、日本の友人たちからも色んな報告が届いています。
大学のこととか、一人暮らしの話とかね。
これは私も負けてられないな、ということで、ミャンマー浪人生もとうとう学校に毎日通うことになりました。
本格的に通い始めたのは先週から。家から一本道を歩いて20分ちょいのところにある学校です。
そこに朝から夕方まで、だいたい毎日7時間くらい居ます。
と言うのも、そこは映像授業主体の学校で、24時間365日いつでもどこでも授業が受けれるよ、というのがウリなので、学校にいる時間も好きに決めていいんですね。
ということは別に毎日学校に行く必要も無いっちゃ無いんですが、前述したとおり私はかなりの怠け者なので、家にいたら絶対サボる!と日々汗だくになりながら通っております。
映像授業主体と言っても、ネイティブの先生が講師をする少人数制の会話の授業も毎日開かれ、また英語で色んなトピックについて話を聞いたりディスカッションしたりするアクティビティも日替わりで絶えず行われています。
しかも、レベルによって参加できる授業は分けられてはいるものの、もちろん全部参加自由です。
私も会話はほぼ毎回、アクティビティもたまに参加しております。
ついて行けないことも多々ありますが楽しいですよ。
こないだは明らかに先生の私物のギターを持ち込んで「みんなでギターを弾いてみよう」とかやってて、マジで自由だなーと思いつつ、(私よりレベルが上の人向けの授業だったので)自習スペースでパン食べてました。
ちなみに、通ってるのは"Wall Street English"という学校で、日本にはまだ無いようですが、世界各地で42校ほど開かれている、ミャンマーでもとても有名なところらしいです。
ちょっと(かなり?)ミャンマー的には料金がお高めですが、先生もいっぱいいるし、細かい習熟度別だし、何よりいつでも居て良いっていうのが暇人には嬉しいポイントです。
コイツいつも居るな、って思われそうですが、とりあえず学費分はめいっぱい通い詰めて、受けれる授業はガンガン受けていきたいと思います。
そしてここは私にとって非常に都合の良い立地でもありまして、歩ける距離だし一本道だし、さらに父の会社へ向かう途中の道にあるので、朝は通勤の車に同乗して送って行ってもらえるんです。
また、隣にショッピングモールがあるので、お昼ご飯はそこのフードコートで食べてます。
パンとかドーナツとかタイ料理とかミャンマー料理とか、あと近くにKFCとロッテリアもあるので、選択肢は豊富ですね。どれも安いし。
↑ミャンマーKFC。味は普通にケンタッキーなんだけど、なんか肉がでかい気がする。バーガーとポテトで300円くらいです。
そんな感じですかね。
一応ここは3か月契約なのですが、終わるころにはどの位レベルが上がっているのか楽しみです。
ちなみに私は現在レベル7、常に英語で仕事をしている父はレベル12で(入塾試験を試しに一緒に受けてみました)、目安としてはレベル13でIELTSで6.0くらいとのことなので、まあそこまでは行かずとも、大学入試で英語試験免除&加点扱いになるIELTS5.0くらいを目指して頑張りたいです。
あと3か月半の滞在となりますが、せっかくなので残りの期間は(他教科もほどほどにやりつつ)英語を重点的に勉強していこうと思います。
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ミャンマー浪人生の休日
ミャンマー行ってるあいだにLINE Payくんが死にそうでつらいです。のもです。
還元率2%じゃない君に何の用もないのに、あと残り9047円どうすりゃいいのよ。
高レートで外貨両替も出来る優秀なLINE Payくんですが、当然のようにミャンマーチャットには未対応です…。そもそもJCBだし。
まー9000円の還元率2%なんてたかが180円なので、気持ちの問題でしかないんですが。
そんなこんなで休日編です。
5:00 起床
休日も変わらず5時起きです。
さすがに時差ボケの魔法も解け、朝はひたすら眠いんですが頑張って起きます。
だいたいいつも半分寝たままケータイいじってます。
5:30 ジム
毎日走ってたら徐々にペースが上がってきました。
始めは8.5分/kmだったのが、気づいたら今は7分/kmくらい。すげー。
筋トレも並行してやってみてはいるんですが、効果のほどは不明です。
というか、実のところ我が家は日本の家にもヤンゴンの家にも体重計が存在しないので、体重の増減すら分かってません…。
女子としてどうなんだって感じですが、体調は良好なので健康維持には役立ってるんだと思います。思い込むしかないです。
6:30 朝食
昨日はパイみたいなやつと揚げパンとミルクティーだったかな。すいません写真撮り忘れました。
代わりにこないだ食べたシャンヌードルの写真載せときます。
(鶏ガラスープにニンニクチップが効いてて美味しかったです。日本人好み。)
そういえば、ミャンマー料理はあまり砂糖を使わないのが特徴らしいんですが、代わりにコーヒーとかミルクテイーは激甘です。謎。
9:00 学校
家から歩いて15分くらいの所にある英会話教室に通ってるので、シャワー浴びたり身支度済ませて大体8:30すぎに家を出ます。
通ってるのは、毎週土日・1回3時間・3ヶ月で25000チャット(2万円くらい)で、アメリカ人の先生が教えてくれる学校です。
学校っていうか、2コースしかない本当に小さなお教室なんですけどね。
授業は会話中心で、グループでディスカッションしたりプレゼンテーションしたり…。
入塾テストを受けたらうっかり中上級者クラスに入れられてしまったので、毎回ヒーヒー言っております。
周りのクラスメイトは皆20~28歳くらいで、私からすると既にペラペラじゃん何勉強しに来てんの!?って人ばっかりなんですよ。
しかも8割ぐらいエンジニアか医者。
そんな訳で終わるときにはいつも涙目なんですが、そしたら昨日、近所なので一緒に帰ってる教室で唯一年下の子(17歳)が「これ食べたことある?買ってあげるよ!」ってグァバ奢ってくれました…。やさしい。
宿題も出たりして大変なんですが、これからもがんばろうとおもいました。
12:45 プールへ
12時すぎに家に帰ってちょっと一休みしてたら、父にプールに誘われました。
私ほとんど泳げないんですが、もう頭使いたくなかったので2つ返事で出掛けます。
目指すは家から車で15分くらいの市営プール。
が、行ってみると、駐車場のおっちゃん曰くなんと3ヶ月ほど閉鎖中とのこと…。
一番暑い3・4月にプール閉めてるってどういうことだよ!?と思いましたが、父に聞いたところイギリス統治下の頃作った100年モノの代物らしく、そりゃ修理しなきゃだよね…と納得。
にしても今じゃなくない?と言いたい気持ちを抑え、切り替えてお昼ご飯を食べに行くことにします。
13:30 昼食
この日は日本食レストランでごはん。
ミャンマーでも食には全く不便を感じてない私ですが、それは何だかんだ言って3日に1度は白米食べてるからかもしれません。
おかずも肉魚なんでも食べられますし。
和食も中華もイタリアンも美味しいので、あとは美味しいパン屋さんを見つければ、もう食に関しては本当に日本と比べても遜色ない暮らしが出来てしまいます。
しかも日本よりずっと安い値段で。
そりゃ、痩せれないでしょう…。(苦笑)
14:30 読書
私は軽い活字中毒のきらいがありまして、日本にいる時からよく本を読む人間でした。
ヤンゴンに来てもそれは変わらず、というか他の娯楽の幅がない分さらに酷くなり、いつもkindleなり父の本なりを貪るように読んでおります。
しかしチャリで10分の距離に図書館がある実家とは違い、ここでは日本語の紙の本を手に入れる機会がありません。
滞在予定期間は残り3ヶ月半ほどあるのですが、かなり早いうちに家で読めるものは全て読み切ってしまうのではないかと、自分で自分が怖いです。
これ活字中毒あるあるだと思うんですが、常に手元に読めるものがないと不安なんですよね…。
うーん、早急に何か対応策を探すべきかもしれません。
17:30 大河ドラマを観る
日本とミャンマーの時差は2時間半。つまり、大河ドラマはミャンマーでもリアルタイムで観れるのです。
前述した通り、娯楽の少ないミャンマー。
ヤンゴン在住歴6年の父は、この時間が唯一の楽しみだと言っておりました。
その大河ドラマに対する執念といったら物凄くて、もし日曜日に飲み会等が入り観れない様だったら、何とわざわざ深夜2時の再放送まで待つらしいです。
録画機器がなく、時間を逃すと観れないので仕方ないといえば仕方ないのですが、何もそこまでしないでも…と個人的には思います。
まあ私にとっての本と同じで、好きなもんはしょーがないのかもしれません。
19:00 夕食
昼のごはんが遅め&重めだったので、スイカのみで軽く済ませました。
熱帯であるミャンマーはフルーツの種類が豊富で、食後のデザートには困りません。
メロン苺パパイヤにバナナと、甘くて美味しい果物が安価で気軽に食べられます。
日本では中々手が出ないマンゴーはミャンマー名物で、これからが旬らしく、めちゃめちゃ楽しみです。
憂鬱なはずの雨季が待ち遠しくなってきますね。
ご飯のあとは、シャワー浴びてさっさと寝て、ミャンマー浪人生の休日はおしまいです。
気づけば、なんかまた食べ物の話ばかりになってしまいましたね。
でも異国で暮らしていくには食べ物って一二を争う大問題だと思っているので、つい長々と書いてしまいます。
特にミャンマーは来る前の期待値があまりにも低かったぶん、想像とのギャップをいちいち綴らずにはいられないのです。
あと単純に18歳の食欲が止まることを知らなくて…すみません。(笑)
この先も食べ物の話多めで書いていくかもですが、どうかゆるーくお付き合い頂ければ幸いです。
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18歳のひとりごと
ミャンマーに来て一番不便を感じたことは、Amazonプライムビデオが観れないことです。のもです。
kindleは使えるんですけどねえ…。
特に今はNHKが証人喚問で埋まっちゃってるので、ぼーっと流しておける楽しい映像に飢えています。
そんなことはさておき、私は変わらず、お勉強しつつも父に連れられ多種多様な立場の方々にご挨拶して回る日々です。
ご挨拶といっても、食事をご一緒したりという和やかな雰囲気の場で、そういった席ではお酒を勧められることも多く、お付き合いの範囲で頂いたりもしているのですが…。
なんか、そうしていると色々と考えさせられます。
私は現在18歳で、日本では未成年ですが選挙権はあるし、ミャンマーでは飲酒・喫煙ともに18歳からOK。
もう学生ではないし、かといって社会人でもない。
制服もスーツも着ない。
書類を書くとき、occupation の欄にいつも迷います。
日本にいたら、きっとこんな事考えてなかったと思うんですよね。
日本じゃ浪人生っていう身分は既にある程度承認されてるし、未成年だし働いてないし子どもであることは間違いないのですから。
でもミャンマーに来て、そもそも未成年って概念があやふやだし、浪人生って単語がないし、街は私よりずっと年下であろう働く子どもで溢れてるし…。
もう、なんか、私っていま何だろう?
そんな不安定なモラトリアム真っ最中の18歳って、一体何なんだろう?
等々、考え始めては堂々巡りになってしまいます。
でも、一つ言えるのは、ミャンマーで、日本人で、18歳で、女子で、浪人生で、っていう肩書きは結構強いなって思います。
何故なら、単純に珍しいから。
ミャンマー、特にヤンゴンには、インターン等で来てる日本人の大学生は割と沢山います。近所歩いてるだけでも見かけるぐらい。
が、20歳以下ってなると、ほんとにいない。
出会ったことがないです。
会社や学校とかの後ろ盾無しに来るのは大変な所なので、当然っちゃ当然なんですけどね。
ただ、たった2~3歳の差ですが、この差がかなり大きいらしく、会う人会う人にめちゃめちゃ驚かれます。
そして可愛がってもらえる。
そういえば、私はこっちに来てからずっと歳上の方としかお話していません。
それも会社経営者だとか、大企業の偉い人とか、日本に居たら絶対出会わなかったような方ばかり。
そういった方たちが皆さん揃って「何かあったら連絡してね」「暇ならウチに来なよ」って言って下さるんですね。
18歳って何なんだろう、という問いの答えは出ませんが、とにかく今は、この18歳という良く分かんないアドバンテージをフル活用して、周りの方々に甘えまくって、やりたい事全部叶えていきたいと思います。
お勉強も程々にやりつつ、ね。
とか書いてたら、遂に噂の停電を初体験してしまいました…。(ミャンマーでは4~5月が停電シーズンです)
いや、実は出先ではちょこちょこあったんですが、家では初めてです。
しかもいま父出掛けてて独りだし。
とりあえず手元のケータイを懐中電灯代わりに生き抜きます…。
やっぱり冒頭のやつ撤回しますね。
ミャンマーで一番不便なのは、断トツ停電です。
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