18歳女子浪人生。英検2級レベルの英語で生き抜きます。ミャンマー語は一つも分かりません。

ミャンマー浪人

生きてます。

ミャンマーで英語を学ぶこと

英語とは、教科ではなく言語である。コミュニケーションツールである。
そんな当たり前の事を、私はこっちに来るまで忘れていた。

私にとっての英語は、文法であり、単語であり、あるいはリスニングであって、それらは常にこちらに一方的に向けられるものだった。
教科書や参考書の中にずらずら並んだアルファベットを、こぼれないようにひたすら頭に詰め込む作業だった。


あなたは英語が話せますか、と聞くと、日本人の7割は英語が「話せない」と回答するという。
私もそうだった。そうだった、というと語弊があるかな。今も勿論そうだ。
私は英語が話せない。
でも、話せないけど、英語でコミュニケーションをとることは出来るんじゃないかな、とも思う。

それは単純に、英語でコミュニケーションをとった経験が、少ないながらも「ある」からだ。


ミャンマーでは英語が通じないことが多々ある。
英語という教科は小学一年生から存在するらしいのだが、中高どころか小学校にもマトモに通わない人も少なくない。
それでなくとも私が話すのはゴリゴリのカタカナ英語である。大体いつも伝わらないだろうな、という前提でジェスチャーを繰り返す。
だから学校で・あるいは街中で、ミャンマー人と英語で会話する機会があると、毎回新鮮に「あ、通じた!」と思う。
不思議と、ネイティブの先生たちと話す時はそこまで緊張しない。彼らは大体分かってくれるから。
まー母国語なので、多少文章が破綻してても単語単語拾って理解できるんだろうな。

中学にも高校にもALTの先生はいたが、当然みんなネイティブスピーカーの人で、英語が第一言語でない人間同士で英語を話すという経験は初めてだった。OC(英会話)の授業とか誰も真面目にやってなかったし。
わざわざ上手くない英語で会話するのが気恥ずかしくて、近くの人と話しなさい、とか言われた時も、定型文の会話を終えてからはずっとコソコソと日本語でお喋りしてた。

でも今、その上手くない英語でしか意思疎通の叶わない状況になって、ようやく、とにかく英語を口に出すことに抵抗が無くなってきた。
あ、伝わった、と思うこともあるけど、会話がチグハグになることもよくある。もしかしたらお互い言ってることの半分も理解出来てないかもしれない。
でも、とにかく思いついた言葉を並べたてる。
通じたらいいなあ、と、そのぐらいの気持ちで。
だいたい結局通じなくてあやふやに終わるんだけど、それでも、偶には伝わることもあるし。


そんなもんだから、私は英語が話せるとはとても言えない。
日本に帰る頃にも、きっとそんなに劇的に話せるようになってはいないだろう。
でも少なくとも、英語を口に出すことくらいは出来るようになってるはずだ。

英語が話せない、という人の大半は、英会話どうこうよりもまず口に出すことが出来ないんだと思う。
そのステップを乗り越えられそうだというだけでも、英語を勉強しにこのミャンマーという国に来た意味にはなるんではないかと、今はそう思っている。


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